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2017年 03月 18日
入院1日目。 これから髪の毛は抜けるし、CVポートは埋め込まれるしで、ろくな目に遭わないので憂鬱であるのだけど、イヤだイヤだ思っていてもしょうがないので、「これで年始まで仕事に行かなくて済むので、病院でゆっくりまったり過ごそう。」と思うことにする。 現に、のんびり過ごす気まんまんで、編み物セットを持ってくる。 入院前の準備として、編みたいものを物色して、毛糸と編み棒も用意しておきましたv 初日は診察してから入院かと思っていたが、来ていきなり入院で、病衣になる。 着てきた服は、本当に病院に来るまでの間着ていただけで、送迎に来てもらった妹にすぐさま持って帰ってもらう。 そして、病棟にて入院のオリエンテーションをしてもらっている間に、CVポートの手術は20日と言うことを知る。 「聞いてませんでした?」 聞いてません。 手術日は入院してから決めましょうみたいなことを言われていて、「そうか。」とそのまま受け止め、入院するまで確認しようとも思いませんでした。 そうだよなー、普通はいつするか気になるよなー。 ただ、私はCVポートの直前に、硬結の切除手術を受けていて、嫌な感じに手術慣れしてしまっていたし、肺転移→骨転移→放射線治療→再発→ドセタキセルの転落人生に、さらに「CVポート造設」が加わって、「もう何でもいいですわー」という境地になっていたので、手術日がいつかまでは特に気にしていませんでした。 今日、20日が手術とわかったわけで、思ったより遅かったけど、でも年末のカウントダウンに行けそうなので、別にいいやと思う。 オリエンテーション後は、これから始まる診察前に血液検査をしてほしいということで、病室で採血。 ここ最近、1回で採血してもらったことがないから、まぁそうなるだろうなぁと思っていたけど、左腕の血管でも失敗、手の甲でも失敗して、もう片側の手の甲で採血が成功。 この時点で、腕にはペタペタと3枚のシールが貼られる。 そして、教授回診。 教授回診後、放射線科の診察(CVポート)があるということで、1人の部屋でぼへーっと座って待っていると、主治医の先生がやってきた。 「あ、これからお願いします!」 「hapikoさん、手術、20日になったから。」 うん、既に看護師さん経由で知ってる。 「30分くらいで終わる簡単な手術なんで。それで、血液検査の結果、問題なかったから、抗がん剤治療始めます。」 「はい、お願いします。」 血液検査は相変わらず異常なしで、やっぱり今日からドセタキセルか。 さようなら、髪の毛(T▽T)。 その後、主治医の先生は出て行き、しばらくして別の先生がやってくる。 「この前、手術させてもらった△△です。」 「あ、どうもありがとうございました。」 「先日は、点滴失敗しまして、どうもすみません。」 「あ、いえ!大丈夫です!」 そうなのですよ。 針が刺しやすい血管のない私は、手術のとき、点滴の針を入れるのにも苦労させて。 そのときは、ルートを確保しようとした△△先生が成功せず、代わりにした主治医の先生が成功して、それで手術をしました。 しかし、私の血管は「点滴が1回で成功することがない」血管なので、数回失敗されたからと言って、「失敗した!!!」と自分は思ってません。 1回で成功したら「すげーー!!」と逆に感動するくらいなので、失敗しても大丈夫です。 「○○先生、『オレがやろうか?』と言ってましたが、もう1回、自分が点滴しますね。」 △△先生、点滴の針を刺すのは上手い方だと思うんですよ。 点滴治療をしていたときに、看護師さんがヘルプを求めて、よく△△先生に針を入れてもらっていたので。 なのに、この先生をしてもなかなかルートが取れない自分の血管。 結局、細い針にして3回目で成功しました。 今日の時点で、 針を6回も刺される。 …「私はCVポートを増設しなければならない…orz」と覚悟が決まりました。 もう、これだけ針が刺さらないから、CVポートにしないと、アカンわ…。 そして、1時から点滴スタート。 点滴漏れをすごく心配してたが、無事、点滴ができてるようでよかった。 つか、抗がん剤治療を続けているうちに血管がダメになるなら、CVポートの方がいいな。 たぶん、私の血管だと、いずれ液漏れ起こす…orz 針刺しが成功しても、液漏れもよく起こしているしね(T▽T)!←本当にダメな血管の持ち主 最初はステロイドだから、緊張感なし。 だけど、ステロイドがおわったら、いよいよドセタキセル。 ドセタキセルは、「ドセ」と呼ばれ、泡泡になるらしい(笑)。 感慨に浸る間もなく、ドセタキセルが点滴される。 違和感あるのかなとも思ったけど、特に違和感なし。 …と思いきや、5分くらい経ったら、急に胸が苦しくなる。 動悸も激しい。 体がほてる。 やばい!やばい!大丈夫か、これ! 不安になりながらも、血圧と体温を測られている最中だったので、異常があれば、血圧や体温に現れるだろうと、我慢。 だけど、血圧も体温も正常。 何だったんだ?と思ってる間に動悸も収まったので、放置。 後でドセタキセル投与時の説明書を読み返すと、その場で言わないといけない症状だったな…と反省する。 中止になったら、どうしようと思っちゃったんだよ…orz ただ、これ、アレルギー反応かと思ったけど、たぶん、「アルコール」の反応だったんじゃないかと。 ドセタキセルはアルコールが入っているらしく、アルコールが弱い人は気を付けないといけないらしい。 幸い、自分はアルコールに「とても強い」のですが、ここ半年近く、 検査、通院、放射線治療、手術 が続いたので、お酒を飲めるような状態ではなく、全く飲んでなかったんですよね。 で、久しぶりのアルコールだったので、初回はアルコールに反応してしまったんじゃないかと。 言われてみれば、お酒に酔っぱらった感じに近かったわ。 ちなみに、次回以降、投与中に動悸が起きたら躊躇わず申告する!と思っていましたが、1回目以降動悸は起きていません。 2回目の前は「アルコールに慣れておこう!」と新年会の際に、久しぶりにアルコールをたくさん飲んできたおかげかもしれませんが(笑)。 ドセタキセル投与後、よくある副作用は嘔吐らしいですが、吐き気は全くなし! 夕食を普通に完食して、夜も熟睡して入院1日目は終わりました。
by hapiko929
| 2017-03-18 18:17
| ドセタキセル1クール目(入院)
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