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2017年 05月 21日
退院したので、ドセタキセルの入院時の話の続きを…
好中球はおそらく上がってるだろうから今日で退院。 体調に問題もないし、CVポートの抜糸をして、その後退院だろうと思っていた。 これで長かった入院生活も終わりと、入院最後の朝の診察を受ける。 「おはようございます。お願いします。」 「体調はどうですか?」 「あ、大丈夫です。」 「熱とかもないみたいだし。髪の毛は抜けてきましたか?」 「いや、特に。このまま持たないかなと思ってます。」 「(笑)。髪の毛の生え変わりにはサイクルがありますからね(笑)。」 先生2人に笑われたけど、私の中では、マジな計画。 がんばれ、毛母細胞。 (←ダメでした) 「白血球なんですが、…」 「白血球は2200になりましたが、好中球の数値はまだ出てないです。おそらく上昇してると思いますが。」 と、もう1人の先生。 「好中球の結果がまだ出てないみたいですが、上昇傾向にあれば退院できますので、今日退院ということで。」 「ありがとうございます。」 「こっちの方も見せてください。」 と、生検跡も確認される。 「うん、こっちも問題ないね。」 「抜糸は後で、お部屋でしますので。なら、これで。」 「はい、ありがとうございました。」 朝の診察はこれで終了。 後は抜糸して、ランマークの注射して退院だなと思いながら、病室に戻る。 病室に戻り、抜糸待ちをしていたら、朝の体温、血圧を看護師さんが、測りに来る。 血圧を測ってもらっている最中、看護師さんと雑談してて、 「茶色いテープって、貼り替えてくださいとか言われました?」 と言われる。 茶色のテープとは手術跡に貼るケロイド防止用のテープ。 CVポートの造設で新たな手術跡もできているが、生検のため切除した部分には今もケロイド防止用のテープが貼られている。 この茶色のテープは、いつも診察のタイミングで先生が貼り替えていたので、自分で貼り替えるとは思ってもいなかった。 「いや、特に言われてないです。」 「貼り替えないといけないなら、売店で買う必要があるんで、先生に聞いておきますね。」 と言ってくれる。 へー、このテープ、売店で売ってたんだと、ちょっと目から鱗。 そして、検温後、そのままランマーク注射もここですると言う。 病室で注射とは! 入院していたら、注射は注射器を病室に持ってきて病室でするんですね! 知らなかったわー。 抜糸も病室でするのもびっくりだったけど。 看護師さんと、 「(ランマークは)液たくさんありますね。」 「ええ、これ長い間注射されるんで痛いんですよ(苦笑)。」 とランマーク注射しながらいろいろおしゃべりしていたところ、 「おっ!ランマーク注射中!」 と抜糸に来た先生が登場した。 「hapikoさん、白血球の数は出てるんだけど、好中球の数がまだ出てなくて。そもそも、この抗がん剤治療、外来ですると、3週間血液検査をしないので1番下がっているときの数値は誰もわからないんですよ。」 と、先生。 「そうですよね。」 と、私。 ごもっともであり、私も1番下がるときにも、病院に血液検査しに行くの?とは思ってた。 「通院している人も、1番下がってるときに血液検査をしたらびっくりする数値が出ると思うので大丈夫なはずなんですけどね。」 「ええ、びっくりしました(苦笑)。」 「とりあえず、結果が出たらまた伝えますんで。たぶん、好中球も上昇していて問題ないと思います。」 「わかりました。」 「なら、抜糸しますね。」 ということで、いよいよ抜糸。 でっかい絆創膏が剥がされ、ぱつんぱつん、糸が切られていく。 抜糸は何度しても怖い! そして、今回は、内出血してるから、ちょい痛い。 大元の手術の時や、この前の生検のための手術の抜糸は全然痛くなかったんだけどな。 でも、めちゃくちゃ痛いわけではない。 「うん、傷口、ちゃんとくっついてるね。」 「あ、よかったです。」 「先生、首の方に茶色のテープ、いりますか?」 「茶色のテープ?」 あ、看護師さん、さっきの話してくれてる。 で、看護師さんが言ってくれた「首の方」を私も先生に見せる。 「あ、それね。ケロイドになるかなーと思って貼ってるけど、とっちゃってもいいんだけどね。」 「なら、売店で買う必要はないですね。貼らなくてもいいそうだから、買わなくてもよいです。」 と看護師さんが言ってくれる。 「見えるところだから、ケロイドになったらイヤだなーと。剥がれちゃったらそのままでいいです。」 「剥がれたらそのままでいいそうです。」 と看護師さん、再びリピートしてくれる(笑)。 「先生、茶色のテープ貼ります?」 今度はCVポートの手術跡の方に茶色のテープを貼るかどうか。 「あ、これは絆創膏でいいよ。…と思ったけど、やっぱり茶色のテープで。」 「わかりました!今持ってきます!」 こちらも、一応茶色のテープが貼られることに。 看護師さんが茶色のテープを取りに行っている間、ぱつんぱつんと糸を切られながら、何故か先生と習っていた習字について雑談(笑)。 その後、看護師さんが持ってきた茶色のテープを貼ってもらって、抜糸終了。 「茶色のテープは剥がれたらそのままでいいんで。なら、あとは好中球の結果次第で退院で。」 「はい、ありがとうございました。」 そう言って、先生は部屋から出ていった。 好中球の結果が出ると言っても、もう外来の時間だから、かなり後になるかな。 と、思っていたら、 「失礼します。」 あ、あれ?先生、外来は? 「血液検査の結果が出たんですけど、これが今日の結果で、こっちが今までの経過ね。」 ベッドの上の台に結果の紙が広げられ、ボールペンで○を書きながら説明する先生。 「これが入院する前の好中球数。こっちが入院した日。で、これが昨日。」 ぶほっ!入院時に50あった数値が1桁Σ(゚д゚lll)! 「うわー、すごく下がってますね。」 「で、今日なんだけど、白血球は上がってるんだけど、好中球が上がってないんですよね。」 …むしろ、昨日の2.9(290/μl)から2.5(250/μl)に減ってますが…。 「で、このまま回復を待って入院しても結構なんですが、このような状態でも、退院できるガイドラインがありまして。それによると、熱がないこと。hapikoさん、熱はありませんよね。」 「ええ。」 「あとは、熱が出たらすぐに病院に来られること。好中球下がりましたけど、風邪引くと一時的に白血球が下がるんですが、風邪引かれました?」 「いやー…」 風邪引いた感じはない。 それより、熱が出たら病院にすぐ行けるかだが、それは可能。 ただし、12月31日と1月1日は除く。 バカな私は、 12月31日と1月1日は東京(と千葉)に行くつもりなのだ。 今年に限って、ディズニーランドのカウントダウンチケットが当選してしまったのだ。 退院は28日だから、カウントダウンには行けると踏んで、旅行は取りやめにせず、宿も確保し、新幹線の切符も用意してある。 ここに来てディズニーのカウントダウンがネックになるとは…orz どうしようと頭をフル回転しているときに、何とシーツ交換のおばちゃんが! ! ベッドの上に私がいたら邪魔だ、とベッドから裸足で床におり、慌ててサンダルを履く。 2人して、立って検討会。 「どうされます?退院されます?」 と先生。 「退院されるんですか?」 退院の単語に反応して、シーツ交換のおばちゃんが尋ねる。 あ、そっか、退院だと交換の必要がないもんな、…って、今すぐ即決が必要Σ(゚д゚lll)!と焦ってたら、先生が 「あ、退院しないかもしれないので、交換してください。」 と助け舟。 ありがとう、先生。 しかし、退院しないとディズニーがヤバい。 でも、今退院すると白血球が少ない状態で東京に行き、熱が出てもすぐには病院に行けない。 ああ、これは正直に言うしかない! 「ああ、すみません!私、バカなんで、31日、1日とディズニーランドに行くんですよ。なので、30日までには帰りたいと…そもそも、行っていいものなのかわかりませんが。」 「そうなんですか?何に乗って?」 こ、交通手段?何故に?と思いながらも、 「新幹線で。」 と答える(あ、バスと思われたか)。 「なら、30日に行って、その日に帰ってくる?」 「あ、31日に行って1日に帰ってきます。妹もいるんで大丈夫だと思うんですけど。」 自分で言ってて、何が大丈夫なんだ?と思ったけど、先生の中では話が通ったらしく、 「妹さんがいるなら大丈夫だね。」 「すみません。なので、30日までには帰りたいです。」 「30日までですね。白血球上げる注射もあるんで。ディズニーランド大事ですから。」 「いやいやいや!本当、すみません!」 ドセタキセル直後にディズニーランド、しかも真夜中に外を出歩くカウントダウンに行くために退院したいなど、 申し訳なさ過ぎて平謝り。 「なら、30日まで退院する方向で、もうちょっと様子を見ます。注射すればすぐに上がるんで。」 「そうなんですか?本当、すみません。白血球増えるようがんばります!」 で、先生退室。 …退院延期だよね? 結局どうなったかわからないけど、退院延期だと今日は風呂に入らないと!と思い出し、ナースステーションに行く。 「すみません。今日退院のつもりだったんですけど、退院が延びまして、お風呂の予約、今からでも大丈夫ですか?」 と、とりあえず風呂の予約をする。 その帰り道、先生に呼び止められる。 うおっ!先生、まだここにいたの!? マジ、先生、外来はΣ(゚д゚lll)!? 「hapikoさん、注射することにしました。これで白血球上がると思うんで。」 「本当にすみません!」 手を合掌させて謝る。 本当、ディズニーランドに行くという壮大なアホのために、外来もある中、善処してもらいすみません! そして、夕方になり、食事前に、改めて検査結果に書かれていた分葉核球と杆状核球について、結果の紙を見ながら調べる。 今日の血液検査の結果は、分葉核球数は2.5(250/μl)で、杆状核球数は0.0。 杆状核球から分葉核球に成長するってことは、成長する新芽が今はほとんどないってことなのか? そうしている内に、夕飯が届いたので、検査結果の紙をベッドの上に置いて、夕飯を台の上に置く。 妹からメールが届き、iPod(iPhoneではない)をいじっている最中、 トントン。 「失礼します。」 と先生が来る。 慌てて、iPodを机の上に置く。 「あ、すみません。もう1日注射して、29日に採血して、それで上がってたら退院ということにしました。」 と、先生。 実は、私、さっきまで明日退院だと思ってたけど、看護師さんにより、明日もう1日注射を打って、で明後日血液検査ということを知り、予想外に入院が延びたので、妹とやりとりしてたところだったのだ。 「これで、白血球上がると思いますんで。僕の言うこと当たらないかもしれませんけど(苦笑)。そこにある紙、ハズレちゃいましたからね(笑)。」 あ、さっきベッドに置いた結果Σ(゚д゚lll)! すみません、そこに置いておいて! 「いえ!私も上がってると思ってたので(笑)!」 「これで安心してディズニーランドに行って来てください。」 「本当にすみません!」 また、合掌しながら謝る。 あ、でも、ディズニー行くのはオッケーで、行くのも応援してくれてるってことだよね。 先生、本当にありがとうございます(T□T)! 「なら、今日はこれで。あ、29日、私、いますんで。」 「はい、ありがとうございました。」 と先生を見送る。 と、予想外に好中球が上がらず、退院も当初の予定より延びることになったのでした。
by hapiko929
| 2017-05-21 23:46
| ドセタキセル1クール目(入院)
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